日本の常任理事国入り

日本の国連常任理事国入りが難しい。中国や韓国が、「大戦時に日本が犯した罪に対する謝罪が済んでいない」と反対する。村山総理大臣の時代に、ちゃんと謝っているが、小泉さんは靖国参拝を止めようとしない。「ドイツはちゃんと謝っている」と韓国がドイツを褒めちぎったらしい全てナチスのせいにできるドイツとは事情が違う気もするが、小泉さんの意固地さもどうかと思う。「靖国参拝を止める」という『外交カード』の値打ちを上げる目的だとすると、もっと馬鹿だ。中国や韓国は、また違う言い方で、「謝罪がたらん」と言うのは明白ではないか。米国、イギリス、フランス、ロシア、中国いずれも、日本を常任理事国になんて考えてもいないはずだ。さて、世界的に見ても、日本ほど、国連に清廉潔白な印象を抱いている民族は少ないだろう。しかし、そもそも、国連は第二次大戦戦勝国が作ったものである。60年たって、未だ、『敗戦国』であることが、しっかりと影響しているのだ。政治家は、『国益』を考えないといけないらしい。「自分の国が得をすること」は、「代わりに他の国が不当に損をすること」であっても国益なのだろうか?「そんなのは国益とは言えない。世界中が平和であるための行動は、各国の尊厳や利益を守ることと同じくらい大切なのだ!」とでいう行動を日本がとれば、「戦勝国ばかりで、常任理事国を固めた国連が、よりフェアになるためには、日本のような国の常任理事国入りは大賛成だ!」という現常任理事国が存在するかどうかは分からないが。

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