Web標準の日

SEO とは、Search Engine Optimizationの略で、直訳すると、「検索エンジン最適化」となる…なんてことは、Web関係で飯を食っている人たちには、おなじみの話ですね。要は、Google や Yahoo などの検索エンジンで、検索結果上位に来るようにする技術のことです。ただし、ご存じのように、各検索エンジンは、アルゴリズムのロジックの基本を公開しているにすぎず、具体的な方法論となると、仮説→トライ→エラーの繰り返しで、見つけ出すしかない。しかし逆に、「明らかに検索エンジン対策」という色気むんむんのサイトについては、場合によっては、“Google八分” と呼ばれるような状態にもなりかねない。サイトを作成する側が、Google など検索エンジンの顔色をうかがうことに終始し、検索エンジンは、アクセス者に「重要性の高いサイト」を優先して表示しようとやっきになることは、それぞれのプロセスで、間違いがなければ、大変結構なことだと思うのですが…残念ながら、サイトによって、また、検索エンジンによって、そーでないことも、散見されます。さて、SEO と言うと、単純に、HTMLやCSSなどのコーディングでの工夫という部分と、それ以外の部分があります。「それ以外の部分」については、また後日に譲るとして、「コーディング」部分でのSEOということについて考えてみます。本来、HTMLは、「文書の構造」を規定するものであるわけです。対して、CSS は、ページの見た目を規定するものと…これらをしっかりとわけましょねと…こーゆーことを指して、「構造と表現の分離」なんて言います。
CSSが取りざたされ始めた1996年以降、よく言われた言葉であり、これの出来ていないサイトを指して、「行儀の悪いサイト」などとバカにしたりされて来ました。ええ、確かに行儀というか作法の誤ったサイトは多いです。理由の一端は、Web作成ツールの一部*1に、見た目を各ブラウザで統一するために、Tableタグを多用する設計になっていたモノにも認められるでしょう。しかし、元々の根源は、各ブラウザが、Web標準の規格を無視し続けてきた*2ことにつきるのではないでしょうか?で、そのWeb標準ってなによ?と…いうあたりの話なのですが…[Web標準の日](The Day ofWeb Standards)と題したイベントが7月15日に開かれます。
  • 注1例えば一時期のGoLive
  • 注2特にIEは、Shareが大きいくせに、最悪です。PING形式に対応せず、独自タグを乱発し、CSSの扱いにも癖があります

脳みその中身(Ownd 別館)

ICTコンサルタントの備忘録

0コメント

  • 1000 / 1000